2016年2月18日木曜日

日本ソムリエ協会北東北支部 第一回例会「ボルドーワインの魅力と可能性」

今週の火曜日、TSUTAYA八戸ニュータウン店 Vida Caféさんでの楽しいDouce France(ドゥース・フランス)フランス語講座の後、フィリップと八戸パークホテルへと急ぎました。このホテルでご活躍中のソムリエ高森亘さんが、日本ソムリエ協会北東北支部による第一回例会「ボルドーワインの魅力と可能性」に、「ボルドーと言えばフィリップさん。参加しませんか?」とお誘いくださったのです。

「ボルドーのワインをティスティング」と聞いて、遠慮なく参加させて頂くことにしたのですが、どんな集まりなのかは、実は当日までよくわかっていませんでした。いざ行ってみると、思いがけず、無沙汰していたあの人にもこの人にもお会いできて、とても嬉しかったです。


「ボルドーワインの魅力と可能性」というテーマで講演してくださったのは、阿部誠さんです。2002年度全日本最優秀ソムリエコンクールで優勝なさった
トップソムリエだそうです。会場でお会いできたpour toi (プルトワ)マダムでソムリエの千佳さんのブログによると、阿部さんは千佳さんが10年以上前に通っていたワインサロンスクールの恩師だったんですって!トップソムリエは軽妙な語り口で、今年1月にリモージュとボルドーへいらっしゃった時のこと、ボルドーワインの歴史、ボルドーの気候、そしてボルドーワインの魅力などについてお話を聞かせてくださいました。日本語はさっぱりわからないフィリップは、時折小声で「いまなんの話?」と訊いて来たりしながらも、おとなしく耳を傾けていましたよ。

フィリップの故郷ボルドーには、私もとても愛着があります。阿部さんの解説をお聞きしながら、スライド上でボルドーの地図を眺めていると、ブドウ畑がどこまでも広がる雄大なあの景色が蘇って来ました。



さて、お待ちかねの試飲タイム。参加者たち各自にグラスが1つずつ運ばれ、そのたびにトップソムリエ阿部さんと共にティスティングをして行きました。今回味わうことができたのは、全部で6種類でした。




-Clarendelle Blanc 2013
クラレンドル・ブラン
シャトー・ドワジー・デーヌ・セック
- Rosé de Giscours 2014
ロゼ・ド・ジスクール
-Saint-Emilion Moueix 2010
サンテ・ミリオン・ムエックス
シャトー・トゥール・サン・ボネ
-Château Doisy-Védrines 2012
シャトー・ドワジー・ヴェドリーヌ


私たちが特に感激したのが、ロゼでした。フランスでは、春先から夏にかけて、よくロゼを楽しんだものでしたが、日本へ戻って来てからはなかなか美味しいものに出合うことができずに居ました。このロゼ・ド・ジスクールは、ティスティングとはいえ吐き出すのがもったいなくて、思わずごくりと飲みこんでしまいました。また食卓でゆっくりと味わうことができますように。

最後の貴腐ワイン、シャトー・ドワジー・ヴェドリーヌにもうっとり。重すぎず程よい甘味で、豊潤な香りが口いっぱいに広がりました。フィリップは、一番目のクラレンドル・ブランも気に入ったようでしたよ。彼はソムリエでも専門家でもありませんが、フランスでの豊かな経験と優れた嗅覚と味覚を持つワイン愛好家のひとりと言えるでしょう。

こうして、ソムリエ高森さんのおかげで、貴重で楽しい体験をさせて頂きました。「多くの人にもっとワインの魅力を気軽に知ってもらえたら」と情熱的に話していらっしゃった高森さん。またいつか、プライベートでご一緒したいと思います。ソムリエ高森さんの心遣いに感謝する、木曜日の朝であります。

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