先日、傘寿のお祝いのお礼にと、母がお馴染みの鮨大竹さんに招待してくれました。鮨大竹さんでは、いつも迷うことなく特上ちらし寿司を頂くのですが、今回は珍しく鰻を選びました。実は随分前からしばしばフィリップと「鰻を最後に味わったのはいつだったろうねぇ。食べたいねぇ。」と話していたのです。美味しい鰻はどこでも食べられるわけではありません。機会を伺っているうちに、もう数年経ってしまっていました。
鰻を待つ間、フィリップは大将おすすめの大吟醸「如空」をコップ酒で。「フランス人なのに、コップ酒でとはさすがだねぇ。」と、大将にからかわれていましたよ。如空は五戸町(青森県三戸郡)の地酒だそうです。私もひと舐めさせてもらったのですが、好みの辛口で香り良く、口いっぱいに旨みが広がり、失礼ながら見かけによらず、とても魅力的なお酒でした。今度はワイングラスで、じっくりと味わってみたいです。
そして。20分程、いえ、何年か待った甲斐がありました!フィリップも如空をちびちびとやりながら、鰻定食を満足そうに平らげました。美味しく頂いたものの、少したれが甘めだったので、白焼きにすればより一層鰻の旨みを感じることができたかしら?と思ってみたり。
小食な母はいつも通り、大将にいくつか好きなものを握ってもらって食べていました。3人カウンターに並んで座って、母が亡き父と結婚した当初の暮らしのこと、兄と私をそれぞれ身ごもった時につわりが酷かったこと、私がおなかに居た時には無性にお寿司が食べたくて、薄給ながら時々出前を頼んでしまっていたことなど、あれこれ昔話に花が咲きました。母に感謝しつつ、楽しかったひとときを振り返る、土曜日の朝であります。
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