平泉に無事到着するも、予想外の寒さに震えあがりました。覚悟していたとはいえ、観光地の人混みに驚き、疲れもあって、なんだかどんよりとしてしまいました。ちょうどお昼時で、どこも満員だったのですが、タイミング良く老舗和食店「泉橋庵」に入ることができました。
二人で温かい天ぷらそばを食べると元気が出て、雨の中尊寺へ向かいました。まだ20代の頃、家族で何度か訪れたことがあるはずなのですが、あまり記憶がありません。若い頃には家族と軽い足取りで進んだに違いない月見坂を、ゼイゼイ言いながら必死で上りました。年は取りたくないものです。
たくさん撮った中尊寺での写真の中から、何枚か簡単ご紹介させて頂きますね。
弁慶堂
中尊寺本堂
薬師堂
その後、金色堂を見学して坂を下りました。その間、遠野をご家族と観光中だったみちるさんと連絡を取り合っていました。天気も悪く、もしかしたら合流は無理かもと思ったのですが、ご主人のクリストフさんとわざわざ時間を作って会いに来てくださって、再会を果たすことができて感激しました。
みちるさんとの出会いは、お互いにまだノルマンディに暮らしていた頃のことです。確か、Mixi(ミクシィ)の「ノルマンディの日本人」という楽しいコミュで知り合ったのです。当時、私が楽しんで気ままに作っていたアートもどきの額を、クリストフさんのご両親へのプレゼントに選んでくださり、それを届けに隣町カンのお宅へ会いに行きました。それについては、以前このブログの「ボルドーの額」でご紹介したことがあります。
当時みちるさんが送ってくださった
クリストフさんのご両親、ウリスくんと「ボルドーの額」の写真
クリストフさんとは初めてお会いしたのですが、とても気さくで、いろいろな話題で盛り上がってとても楽しいひとときでした。渋谷区にお住まいのお洒落で素敵なカップルです。上京の際にでも、また今度はもう少しゆっくりとお会いできたらと思います。
さて、今朝久しぶりに、当時「ボルドーの額」に合わせて作った詩を読み返してみました。
ガロンヌ川のように野生的で、
ビクトリー広場のように喜びにあふれ、
ロアン宮殿のようにおごそかで、
大審裁判所のようにたぐいまれで、
ブルゴーニュ門のようにもてなしが良く、
セント・ミッシェル大聖堂のように寛容で、
ピエール橋のように不滅な、
そんな自分でありたい。
あぁ、見事にどれひとつも当てはまらないと我ながら呆れて笑う、金曜日の朝であります。
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