フランス語で作文することは大変勉強になるので、中級・上級の生徒さんたちに、時間のある時に気が向いたらとお勧めしています。辞書で自分で調べて単語を選んでも、実際にはそういう使い方はしなかったり、自分の思っていることと違う意味合いになってしまう場合もあります。生徒さんたちの作文は全てフィリップが読んで、何を伝えたかったかをご本人たちに確認しながら、丁寧に添削致します。また、直す時には、みなさんの文章のスタイルや個性を、なるべくそのまま生かすように留意しております。
幸子さんはほぼ毎週土曜日に、ご自分の近況をフランス語で書いて来てくださるんですよ。中学校で美術の先生をなさっている幸子さんの書く文章は、いつも芸術的な話題に溢れています。
ある日は、鳥獣戯画について。授業で生徒さんたちに見せて説明したという、コピーの巻物も持って来て下さいました。フィリップは鳥獣戯画を初めて知ったので、とても興味深そうに見ていました。
そして前回のレッスンでは、現在東京都美術館で開催されている「生誕300年若沖展」について。私の東京の友人たちは、4時間も並んで入ったそうです。
幸子さんの作文を読むと、レッスンで過去にやった新しい表現や文法をどんどん試してくださっているのがわかります。また、最初の頃の文章に比べると、その上達ぶりがよく分かり、とても嬉しくなります。
何度かの留学経験のある幸子さん。この夏もフランスへ渡り、ホームステイして短期留の予定だそうです。きっと、ホストファミリーとの会話が前回よりもずっとよくわかって弾み、より楽しい滞在になるのではないかと思います。フランスでは芸術にも触れ、また刺激的なお土産話をしてくださるのではないかと楽しみです。あぁ、それにしても羨ましいなぁとフランスを恋しがる、火曜日の朝であります。
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