2010年12月08日
月曜の夜、いつものカーヴで「シャンパンの宴」が開催された。シャンパン業者を招いての試飲会で美味しい料理も出ると店主に誘われ、私達がそれを逃すはずもない。
シャンパンは大好きだが、飲めるのは誰かの誕生日、記念日、そしてクリスマスや新年位なものだ。しかも一本あれば充分(高いし)。ゆえに、いろいろな種類を飲み比べする機会など初めての体験だった。この日はなんと7種類のシャンパンの栓が次から次へとポンポンと惜しげなく開けられた。
食前に。
香りがとても良く、心地良いしゅわしゅわ感に上機嫌。
食事担当はシェルブールのL'IMPREVUのシェフ夫妻。お向かいにLe Pilyができてからはほとんど行かなくなってしまったけれど、美味しくて繊細な料理を出すレストランだ。
みんなでシェフに「何から食べればいい?」「え、これなになに?」「これどこで買った?」など大騒ぎをして質問攻め。
前菜に合わせて出て来たのはこちら。
美味しい料理と素晴らしく良く合ったけれど、値段のわりにはいまいちインパクトに欠けるような。
前菜のホタテのカナッペやフォアグラが美味し過ぎたので、ちょっと物足りなく感じてしまったメインのお皿。
それに合わせて登場したこちらが最高。
難しいことはわからないけれど、しゅわしゅわと口の中で広がった後にそれがすぐ消えず、じゅわーんとのどの奥に伝わって行くような、そんな感じ。
お次はチーズ。だいぶ酔っぱらって来て、ほとんど食べてしまってから慌てて撮った。
合わせて出て来たシャンパンは撮り忘れたが、くせのあるブルーチーズにも負けずに主張、不思議にマッチして美味しかった。
デザートは赤いフルーツのマカロンと、リンゴとマンゴー入りティラミス。
これに合わせてはこちらのロゼ。
って、くぴくぴやっている間に出遅れて、写真を撮る前に空っぽだ。
だいじょうぶ、お店にいくらでも並んでいるからね。
最後にロゼをもう一本。
なんだこりゃ、最初のロゼとは比べものにならない程の味わいだ。すっかり酔っぱらってしまっていたがその差は歴然。同じテーブルの人がこっそり値段を見に行き、「こっちが倍の値段だから頷ける」。
途中何本か撮り逃してしまったが、あれだけ飲んでも一応ピントは合っている、凄いでしょう。とはいえ、毎回なみなみと飲んでいたわけではなく、グラスに半分くらい。それでもいつもよりはかなり飲んだよ(えばる)。たいして赤くもならず、へたり込むこともなく、最後の一本まで味見ができて良かった。
ちなみにこの宴、二人で50ユーロ(約5500円)だったのだけれど、この予算で日本で美味しいシャンパンを買おうと思ったらせいぜい1本だよね?そう思うととっても得した気になり、大満足な夜であった。
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