フランス語で蝶はpapillon (パピヨン)と言いますが、移り気だったり軽薄な人を形容する時にも使われる単語です。着物の裏地の上に、一匹の蝶を気ままに切り絵で作って乗せてみました。
この奇妙な額に合わせて作った詩のようなものもあります。
「わたしは海風と戯れる
風が吹き、雨が降る
わたしから希望を奪い去ろうとして
わたしは城塞で甘えん坊の猫と戯れる
中世の騎士の魂が蘇る
わたしを館の中に閉じ込めようとして
わたしはジュピターの周りで戯れる
巨大な小遊星が流れる
わたしを失望に打ちのめそうとして
わたしは街灯の上で戯れる
孤独な夜が更ける
わたしを暗闇の中に招き寄せようとして
わたしは戯れ、そして満足している
けれど皆が私の落下を望んでいる
この長ったらしいお話を終わらせようとして」
風が吹き、雨が降る
わたしから希望を奪い去ろうとして
わたしは城塞で甘えん坊の猫と戯れる
中世の騎士の魂が蘇る
わたしを館の中に閉じ込めようとして
わたしはジュピターの周りで戯れる
巨大な小遊星が流れる
わたしを失望に打ちのめそうとして
わたしは街灯の上で戯れる
孤独な夜が更ける
わたしを暗闇の中に招き寄せようとして
わたしは戯れ、そして満足している
けれど皆が私の落下を望んでいる
この長ったらしいお話を終わらせようとして」
当時はなんだか悲観的な心境だったのかと思いきや、結びまで読むとそうでもなさそうですね。
ノルマンディ時代に作ったアートもどきの数々は、気に入ってお買い上げ頂いたり、友達にプレゼントしたりして、日本へ持ち帰ったものはほとんどありません。この気まぐれの額が、最終的にどこのお宅に落ち着いたのかを全く思い出せない、金曜日の朝であります。
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