ギャラリーに入った途端、歴史的な木造建築が生み出すどっしりとした空間に吸い込まれるような心地がしました。そして、その空間のいたるところに、木住野利明さんの独創的で愉快な人形たちが居心地良さそうに集まっていました。耳をすますと、木の枝や和紙、布などで生み出された人形たちが囁き合うのが聞こえてきそうな気がしました。
人形たちやその空間の魅力に浸っていると、ギャラリーの田中充子さんが声をかけてくださいました。Douce France(ドゥース・フランス)のこのブログをよく訪問してくださっていると聞き、感激しました。そして充子さんは、アーチストの木住野利明さんを私たちに紹介してくださいました。
フィリップは木住野さんに、どんなところからインスピレーションが沸いてこういう作品が生み出されるのかと質問しました。神の宿る山と、人間の暮らすところの境目の部分に居そうな生き物を想像して作っていらっしゃるそうです。「家で言えば縁側みたいな部分。障子を開けていると人間の住まいの一部だけれど、閉めるとそこはどこかあいまいな世界になる」と聞き、とても面白い発想だと思いました。そう考えると、ギャラリーの中がますます神秘的に感じられました。
ギャラリーでは楽しい出会いがありました。充子さんのお友達の小笠原礼子さんも、このブログを読んでくださっているそうです。気さくに声をかけてくださって嬉しかったです。佐々木良市さんは館鼻岸壁日曜朝市のオープンカフェ「朝市珈琲」のオーナーでいらっしゃるそうです。ブログのランキングサイトで、佐々木さんのブログ「朝市珈琲」を訪問したことがあります。佐々木さんも私のブログを覗いてみてくださったことがあると聞いて嬉しかったです。また、一関市からいらっしゃったという直火式珈琲焙煎屋「佐惣珈琲豆」さんのご夫妻とも少しお喋りをさせて頂きました。
居心地が良くてすっかり長居をしてしまいました。腰を上げたところでフィリップが「ねこ、ねこ」。見せて頂いた木住野利明さんの作品の中で、一番気に入った「逆立ち猫」を連れて帰りたいと言うので笑いました。猫をはさんで、木住野さんと記念写真も撮らせて頂きました。
この「木住野利明人形展」は9月10日(日)まで開催されているそうですよ。
Galleryたなか1890
〒039-0815 三戸郡南部町福田間ノ原5-1
℡ 0178-84-2520
そんなわけで、昨日から我が家の仲間入りをした猫ですが、今朝いきなりロックを聴かされて驚いたことと思います。それでも相変わらず逆立ちしたままじっと耐えているので感心する、月曜日のお昼前であります。
おかげさまで八戸情報部門にて首位の座を守っております。みなさん、本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
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