昨年の大晦日に「ガレット・デ・ロワのフェーヴいろいろ」でもご紹介したように、ガレット・デ・ロワの中に入っているフェーヴは種類が豊富で、フランスでは毎年どんなフェーヴに出合えるかが楽しみでした。
日本でもガレット・デ・ロワが売られていますが、食品衛生法の中の「食品に異物を混入または添加してはならない」という条項に触れるので、フェーヴはガレットの中に入れて販売することができないそうです。誤飲などにより事故があってはいけないということです。
それで思い出すのが、フランス人の友達ドゥニーズの笑い話です。昔、東京で暮らしていた時に、ガレット・デ・ロワを焼き、フランス人の仲間を集めてパーティをしたそうです。焼いた本人でありながら、少しあわてん坊なところのある彼女が、みんなでお喋りをしながら食べていて、気づかずガレットと一緒にフェーヴを飲み込んでしまい、それが運悪く喉にひっかかってしまったそうなのです。呼吸困難になって大騒ぎで病院の救急窓口へ駆け込み、家族が英語で訳を話したのですが、日本人のお医者さんや看護婦さんたちにはガレット・デ・ロワやフェーヴのことをわかってもらえなかったそうです。幸いすぐに取り除いてもらえたそうなのですが、最後まで、大人のくせにこんなものを口に入れるとはどういうことだろうと奇妙な目で見られたそうです。
日本で買うことのできる、フェーヴが当たるかどうかというわくわく感のないガレット・デ・ロワはちょっと残念な気がしますが、仕方がないですね。
さて、今年は食べて集めるのではなく、販売されている陶器のフェーヴを2種類取り寄せてみました。今朝それが届いたのでご紹介しますね。
フランスPRIME社のフェーヴ 「グルマンディーズ エクレール」
どれも美味しそうで、見ているだけで笑みがこぼれ、よだれが垂れそうです。
フランスArguydal社のフェーヴ 「葡萄の収穫」
葡萄を育て、ワインを収穫するまでの過程を細かく表現しています。作業をしている人たちの表情まで丁寧に描かれています。
フィリップが早速、飾り棚に並べましたよ。
みなさん、Douce Franceのフェーヴたちに会いにいらしてくださいね。ご希望の方にはお譲りすることも可能ですので、ご連絡ください。
さて、Douce Franceでは今週の土曜日15時より、特別企画「ガレット・デ・ロワとシャンパンを楽しむ会」を予定しておりますが、いまのところまだ空きがございます。美味しいシャンパンと共に、フィリップの手作りガレット・デ・ロワ(林檎とチョコレート入り)を食べにいらっしゃいませんか?エスプレッとあるいはお紅茶付きでお一人様3,000円です。どうぞお気軽にご参加ください。水曜日までで締め切らせて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
手書きのフェーヴをうっとりと愛でる、月曜日の昼下がりであります。
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