中央に見えるのは「森」という、数種類の和紙だけを使って作った額です。引越セールの折、二人が気に入って買ってくれたものです。
そして奥に見えるのが、今日ご紹介したいと思った「丹」という額です。こちらは、着物の端切れをパッチワークのように組み合わせて作りました。ヴァンサンが丹ちゃんという可愛いお嫁さんをもらったことが嬉しくて、にやにやとしながら楽しんで作りました。いろいろな表情の丹ちゃんを表現してみました。よく見ると、背景に使った着物の白い裏地の透かしまでご覧頂けるかと思います。
彼らの結婚を祝って、パリの中華レストランでフィリップと一緒に二人に手渡すことができました。思い返せば2011年のことです。二人の幸せそうな笑顔を見て、大層嬉しくなりました。下手の横好きではありますが、祖母や母の着た思い出の着物の端切れで作った思い入れのある額たちが、こうして友人たちの家の片隅で彼らを見守っているのだと思うと、じんわりと幸せな気持ちになります。
丹ちゃんの母国である中国の春節(旧正月)は、今年は1月31日からだそうです。ヴァンサンと丹ちゃんが、愛娘アメリちゃんと素敵なお正月を迎えることができますようにと願う、水曜日の朝であります。
0 件のコメント:
コメントを投稿