先日の晩、フィリップと伴童さんへ出かけました。お気に入りのこの小料理屋さんについては、Douce France(ドゥース・フランス)ブログのカテゴリー「おそとごはん 小料理屋 伴童」にて、たびたびご紹介させて頂いております。こちらで綴ったように、先月の伴童開店5周年記念の宴では、常連の方たちと美味なる晩を過ごしたものです。
今回は、まずは左から
天然生糸もずく、金時草(きんじそう)の黄身酢和え、紫の菊もってのほかのポン酢和え、そして真鱈の胃袋の甘味噌和え。それぞれ珍しい食材で、味わい深いものばかり。少しずつじっくりと楽しみたいところだったのですが、フィリップにつられてあっという間に食べてしまいました。
大将の杉山さんが、調理前の金時草がどんなものか見せてくださいましたよ。鉄分やミネラルが豊富なのだそうです。ちょっと調べてみると、正式には「水前寺菜」という名で、東南アジアが原産とされるキク科の多年草だそうです。大将のこの黄身酢和えは香りが良く、ややぬめりのある食感がまたなんとも心地良かったです。
お刺身は、本鮪のほほ肉、平鰤(ヒラマサ)、平目と、高級魚ばかり。
それから、大将特製南蛮醤油で冷奴。お料理のお共にフィリップが味わったのは、大将が選んでくださったこちらの3種類です。左の津島屋外伝純米酒は、ドイツの白ワイン酵母によってつくられた日本酒だそうです。フィリップは、軽すぎてちょっと特殊すぎるかもという感想でした。それよりはやはり、冩楽と豊盃を揺るぎのない旨さと喜びました。3種類の冷酒と食事の調和を、ちびちびと楽しんでいましたよ。
その後、目抜けの煮付けを味わい、
海鞘(ホヤ)の味噌貝(みそか)焼きをつまみ、
最後に海鞘の雑炊とお新香を頂いて、お腹がいっぱいに。
さて、今回もお店まではフィリップとぶらぶら歩きました。往復約5.2㎞です。少しひんやりとするくらいで歩きやすかったものの、満腹での復路はいささかつらいものがあり、ひいひいと弱音を吐きました。我が家に無事戻った時の嬉しさたるや。
伴童さんでのお料理と楽しかった晩を振り返る、日曜日の朝であります。
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