エマ16歳を祝う

今年の5月21日はエマの16歳のお誕生日でした。その日にはエマとマリオンはフランス、私たちは日本と離れ離れでお祝いができなかったので、遅ればせながら昨晩、4人で乾杯しました。ちょっと奮発して買ったマムのシャンパンに大満足でした。

 

「お祝いに食べたいものは？」とパパに聞かれ、エマはにっこり笑って「ハンバーガー！」と答えました。お祝いメニューとは言い難いですが、愛娘のリクエストに応えてフィリップが腕を振るいました。boulangerie TAKAさんのチーズ＆胡椒パンに和牛ハンバーグ、カイザーゼンメルに豚肉ハンバーグを挟んで。エマはパパの2種類のスペシャルハンバーガーに大喜びでした。パパの愛情のこもったこだわりのハンバーガーは実に美味しかったです。

 

そしてフィリップのデザートは、エマが大好きなショコラたっぷり。10歳を表わす中央のガトーショコラを小さな6つで囲み、合計16歳ということだそうです。フィリップは「エマがもう16歳だとは・・・」と、しみじみと何度も呟いていました。

 

 



現在高校生のエマはまだ将来の進路が決められずにいますが「来年バカロレア（大学入学資格）を取ったら旅に出る」のだそうです。頭の回転が速いのですが、学校や先生が嫌いで「大学へ行くのは無意味だ」と断言しています。生真面目な姉のマリオンは「旅ってどこに行くつもりなの？旅費はどうするの？」と、自分とは全く違う妹の言動にため息をつくばかり。パパもフランスの現状の厳しさを伝えようとしますが、馬の耳に念仏です。それでも数年前までは「バカロレアは無意味だから挑戦しない。将来はパパとマミィの家で毎日テレビを観て暮らす」などと言っていたことを思えば、エマも少しは現実的に物事を考え始めたように思えます。「いったいどんな人生を送ることになるのやら」と相変わらず無責任に面白がって笑う、木曜日の朝であります。

 

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