2016年4月15日金曜日

十魂(じゅっこん)~八戸酒類十人の勇士が魂を込めて

このブログのカテゴリー「日本酒」でご覧頂けるように、フィリップは日本酒が好きで、特に生酒がお気に入りです。普段、彼の口から日本語はあまり出て来ないのですが、日本酒を探している時はいつも「ナマ、ナマ!」と騒いでおります。

その名の通り、揺るぎない旨さの「不動」を楽しんだ後、先週中居酒店さんで新たに選んだのは、八戸酒類の新銘柄「十魂(じゅっこん)」です。「十人の勇士が魂を込めて」なんてインパクトのあるラベルを見てしまったら、やっぱり味見をしてみないわけにはいきません。

まだ少し残っていた「不動」と味比べをしてみたのですが、口当たりが良くて、フルーティですっと爽やで。軽いと思いきや、どっしりと心地良い後味が残り、また違った魅力があります。フィリップといつものようにちびちびと、合わせる料理によって微妙に変わる味わいを楽しんでおります。


デーリー東北の過去の記事によれば、この「十魂(じゅっこん)」は、工場や部署の垣根を越えて集まった40代中心の10人の若手社員たちが、限定で醸造した商品だそうです。社員が杜氏の資格を取り、外部からの杜氏に頼ることなく、新たな銘柄を生み出したのだとか。

さて、「ナマ」と言えば、フィリップは「ナマビール」という単語も良く知っています。ところが、いくら好きでも「生魚」のような場合、なぜ「ナマザカナ」と「ざ」が濁音になるのかと難しく感じるようです。文法的には別物ですが、私たち日本人にとってフランス語のリエゾンが難しいのと同じですね。フィリップの場合は、日本語の連濁がどうのこうのとややこしいことを言っても無駄です。子供のように繰り返して覚えてもらうしかないとにやける、金曜日の朝であります。

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