まずはナッツ類などをつまみながら、食前酒。男性たちはリカール、喜代美さんと私はノルマンディ風キールを選びました。フランスのいくつかの地方で3年間修行なさった経験のある隆悦さんはフランス語が堪能なので、私の通訳なしでもフィリップと会話して頂けます。その間私は、喜代美さんと日本語で女同士のお喋りを楽しむことができるのです。
尽きないお喋りを一旦とめて、フィリップが席を立ちました。しばらくの間、こちらからは見えない台所で静かに盛り付けをしていて、隆悦さんに「随分真剣だな」と笑われました。登場した前菜は、ビーツと帆立の一皿です。
ビーツと帆立には、ピスタチオのオイルや白バルサミコなどで繊細な味付けがされていました。四方に飾られているフロマージュのクリームには、隠し味として生わさびが使われていました。フィリップお気に入りの白ワインとの相性がぴったりで、隆悦さんと喜代美さんにもとても喜んで頂けて嬉しかったです。
主菜は、うさぎのマスタード風味です。この日のために、スペイン産のうさぎを取り寄せました。付け合せの生パスタは、以前このブログの「おうちで手早く生麺を食べたいと思ったら」でご紹介したヌードルメーカーで作りました。フィリップが得意とするこの家庭料理は大変味わい深く、赤ワインが進みました。私は彼のうさぎ料理を食べる時いつも、唱歌「ふるさと」の替え歌「うさぎ美味しいかの山~」が浮かんで来てにやけてしまいます。
さて、問題はデザートです。パティシエに食べて頂くデザートということでいろいろと迷ったのですが、最終的にフィリップが決めたのが、抹茶のクリームブリュレです。どっしりとしたうさぎ料理の後には軽めのデザートをと配慮したようです。春に開催したDouce France(ドゥース・フランス)フランス料理教室でも、大変ご好評を頂きました。プロフェッショナルである隆悦さんから「バランスが良く、大変美味しい」とお褒めの言葉を頂けましたよ!
みなさんのおかげで、ブログランキング八戸情報部門にて首位の座を守っております。本当にありがとうございます。今後共「八戸情報」ボタンをぽちっと、ご協力よろしくお願いします!
0 件のコメント:
コメントを投稿