2013年11月4日月曜日

シャネルのネイルと日本の伝統色比べ(その2)

今日は、昨日の「シャネルのネイルと日本の伝統色比べ(その1)」の続編を書いてみたいと思います。

シャネルのHPを眺めていて、特に気になった色が、こちらの599 Provocation (挑発)です。私にとっては、まさに挑発的な、煽り立てられるような色です。

 
この色を見て思い出したのは、ノルマンディ時代の「パープル・ウーマン」というランプのベースです。2006年にディープ・パープルのコンサートへ行き、興奮の覚めやらぬうちに、和紙と風船でシェード部分を作りました。ディープ・パープルにちなんで深紫色の和紙を使えば良いものの、なぜかこんな風になりました。ベース部分は、気に入った花瓶を買って、フィリップにコンセントやプラグなどを取り付けてもらいました。 
 
 
さて、シャネルのネイル599 Provocation (挑発)に近い色はと、和色大辞典をまた眺めてみました。どうやら一番近いと思われるのがこちらです。
 
「葡萄色(えびいろ)」
山葡萄の実のような赤紫色だそうです。
 
 
この色を見ているだけで、以前「野生ミュールの思い出」でご紹介した、ミュールのジャムを作る工程の甘酸っぱい匂いが漂って来るような気がしました。
 
 
 
このイメージにぴったりなネイルがありました。583 Taboo (タブー)です。「ご法度」などと言われると、余計に付けてみたくなります。
 
 
 
そして、こちらの色も似たような感じですが、とても好きな色です。573 Accessoire (アクセサリー)だそうです。
 

 
これに近い色と言っても語弊が無さそうなのは、「濃紅(こいくれない)」でしょうか。
 
 
ややピンクがかった濃い赤だそうです。「恋紅」という当て字がぴったりな気がします。和色大辞典では、この色の上に「真紅(しんく)」、そしてこちらの「蘇芳(すおう)」が掲載されています。
 
 
黒味を帯びた赤色だそうです。蘇芳とは、インド・マレー産の落葉小低木の名前だそうです。染料となるそうで、その色が蘇芳色と呼ばれるそうです。私の目には、少しオレンジがかって見えます。次回はオレンジ系のネイルと和色も比べてみたいと思います。
 
庭の芝生を覆う枯葉の絨毯を眺めながら、あれは「琥珀色(こはくいろ)」か「狐色(きつねいろ)」か、はたまた「紅鬱金(べにうこん)」かと悩む、月曜日の朝であります。
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