父の転勤などに伴い、1年生、2年生、3年生、5年生の時に小学校が変わり、小学生時代は常に「転校生」でありました。学校が変わることを嫌がる子供も居ると思いますが、私の場合は少しも苦にならず、むしろ引越を楽しんでいたような気がします。
最新の引越はこの6月、ノルマンディのユーヴィル・ナックヴィル市から八戸市への移動でしたが、荷物の引越の方は4月でした。6月にちょうど届くようなタイミングに、船便で送ったわけです。
当初は、丁寧で安心なパリの日系引越業者にお願いすることを考えていました。なにしろ、フランスの業者は手荒で適当なのです。家具や食器を壊されたという人の話や、業者とのトラブルをたくさん見て来たので、絶対に避けたいと思っていました。けれども、いくつかの日系業者に見積もりをしてもらった結果、あまりにも高額になるので諦め、結局フランスの引越業者に頼むことになりました。
フィリップが何度かメールで情報交換をした後、4月中旬に3日間に渡って、梱包と詰め込み作業が行われました。赤いトレーナーのリーダーが、4~5人の部下に手際良く指示を与えていました。
梱包の仕方やテープの貼り方がとても雑です。段ボールは、日本の引越業者が使うものの半分位の厚みで、ぺらぺらな感じです。フランスは、日本に比べて紙の値段がとても高いのです。
下の写真の中央の段ボール箱には、なぐり書きで「とても、とても、壊れやすい」と記してありますが、とてもそのようには見えません。
一度、割れやすいものを梱包していた人の詰め方が乱雑だったので、フィリップがやんわりと注意したところ、その人が腹を立ててぷいと居なくなってしまうということがありました。しばらくしたら戻って来て、何事もなかったかのように作業を続けてくれていました。日本では考えられないことですが、フランスでは結構良くあることです。
トラックへの積み込み作業が始まってからも、本当に荷物が無事日本へ届くのだろうかと心配でした。
リーダーの計画通り、最後にソファがぴったりと収まり、全ての荷物の積み込みが終わりました。
今となっては、なんだかずっと昔の出来事のような気がします。大事にしている自作のティファニーランプを眺めながら、「とても、とても、壊れやすい」の段ボールで無事に届いて本当に良かったと、改めて胸をなでおろす、火曜日の朝であります。
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