"L'Odorat" (嗅覚)のタピスリー
貴婦人は花の冠を編んでいます。とても穏やかな表情です。
この貴婦人と一角獣の一連のタピスリーでは、猿が重要な役割を果たしているようです。この「嗅覚」では、猿が籠の中からこっそりと一輪の薔薇を盗み出し、匂いを嗅いでいます。
"L'Odorat" (嗅覚)のお皿
"L'Ouïe" (聴覚)のタピスリー
貴婦人が演奏しているのは小型のパイプオルガンだそうです。「獅子と一角獣がまるでオルガンの縦材装飾のモチーフの様に登場している。」と、美術館のHPの中で読みました。
オルガンの下にはトルコ絨毯が敷かれています。侍女は何をしているのだろうと思ったら、オルガンのふいごを動かしているのだそうです。
"L'Ouïe" (聴覚)のお皿
"À mon seul désir" (我が唯一の望みに)のタピスリー
最後のタピスリーは、他の5枚とは少し様子が違っています。藍色のテントの上の帯に"À mon seul désir" (我が唯一の望みに)と金色で示されていますが、これは何を意味しているのでしょう。謎が多く、今でも様々な見方がされているようです。
貴婦人の首回りを飾っていた豪華なネックレスが、ここでは見られません。
どうやら、侍女の差し出す宝石箱に、そのネックレスやその他のアクセサリーをしまっているところであるようです。私の目には、彼女の物腰と表情が一層優雅に見えます。
"À mon seul désir" (我が唯一の望みに)のお皿
これらのお皿を、我が家ではデザート皿として使っています。フィリップの娘のマリオンとエマが大好きなお皿です。これからも大事に使って行きたいと思います。
さて、今日はフランス語個人レッスンの日です。新たな生徒さんとの交流が楽しみな、土曜日の朝であります。
このブログを多くの方に見て頂けるよう、ぽちっとご協力よろしくお願いします!
これはママの大好きな物で、幾つかは昔、東京で見た。残念ながら、クリニューではエレベーターが無くて、2階に上がる事が出来なかったのよ。お兄ちゃんだけ見て来たの。
返信削除プレゼントのカードが、残り少なくなり、箱ごと大切に仕舞ってあります。
ママ、
返信削除せっかくあそこまで行って見る事ができず、残念だったよね。
カード、まだ持っているんだ!?(笑)東京の展覧会の売店ではさまざまな「貴婦人と一角獣」グッズを販売していた模様!