最初、白浜海岸から出発するつもりだったのですが、夏にたくさんあった駐車場が、全て寂しげに閉まっていました。停める場所を求めてしばらく車でうろうろしましたが、しまいには諦めて、駐車場のある種差海岸天然芝生地から白浜海岸まで、逆向きに歩くことにしました。
地元の方たちには言うまでもないことですが、種差海岸はその美しい景観により、国の名勝および三陸復興国立公園などに指定されている場所です。夏にはその天然芝地の芝が、まるで緑の絨毯のように一面に広がります。今の時期はひなびた色合いとなり、とても風情があります。
案内図を確認して、張り切って出発です。
フィリップは、鼻歌を歌いながら携帯で写真を撮りまくる私を何度も振り返り、転ばないかを心配していました。子供じゃあるまいし、大丈夫です。
「淀の松原」にさしかかり、うっとりと上空を見上げながら歩いていて、躓いて転びそうになりました。「ほら、見たことか!」と言われてしまうので、フィリップに気づかれなくて良かったです。
足を止めずにはいられない景色です。もう少し身を乗り出して見たいところですが、やめておきました。
おや、「コウモリ穴」だそうです。
見逃すわけには行きません。遊歩道から逸れて、山肌を上がりました。鼻歌は「バットマン」です。大きな割れ目の隙間に、コウモリがびっしりと住みついていたのだそうです。ちょっと期待しすぎでした。空っぽのコウモリ穴から下って、また遊歩道を進みました。
左手に、JR八戸線のひっそりとした線路が見えます。
こちらは石割桜だそうです。その逞しさを称えながら、「一念岩をも通す」という諺を思い出しました。
右手にぽっかりと「白岩」が見えました。ウミウやヒメウの糞で真っ白です。肉眼では見えませんでしたが、表面にぽつぽつと穴が開いており、季節になるとそこにイワツバメが巣を作るのだそうです。
小さな深久保漁港を通り抜けます。
そして白浜漁港が見えて来ました。ゴールまではもう少しです。
片道約2kmではありますが、結構アップダウンがあり、日頃あまり歩いていない私にはそれなりに堪えるお散歩でした。白浜海岸へ出て来た時にはほっとしました。
この夏に何度か海水浴に来た砂浜です。腰を下ろし、波とカモメを眺めて、二人でぼんやりとしました。
おなかがすいたので、渋々と重い腰を上げ、また来た道を引き返し、天然芝地へと戻りました。
帰宅途中に、「海の音」さんに寄り、7種類の野菜のキッシュを頂きました。ヘルシーでとても美味しかったです。
景色を愛でながら、程良く運動し、気持ちもリフレッシュできて、楽しいお散歩となりました。今日からまた新たな一週間の始まりです。石割桜のように・・・というわけには行きませんが、元気で逞しくありたいと思う、月曜日の朝であります。
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昔、ママも同じコースを歩いた。松林の中に、千本槍の群生があります。
返信削除7月頃が一番、花の見ごろですよ。
ママ、
返信削除松林の中の千本槍の群生、次回は是非見たいな。来年、お花の見頃には葦毛崎から芝生地までを通して歩いてみるね!