現在外気温は9℃です。この時期にしてはとても寒く、本当に今月中に咲くのかと心配になってしまいます。
東京の友人たちは先月からすでに盛んに桜を愛でており、facebookにアップされたみんなの美しい写真には見とれるばかりです。中でも、中学同級生の、グラフィックデザイナー菊池佳美さんの写真にはうっとりとしました。杉並区の善福寺川緑地で撮影したそうです。「写真は素人」と言う彼女ですが、佳美さんの撮る写真はいつもとても芸術的なのです。
(菊池佳美さん撮影)
さて、開花を心待ちにしつつ思い出すのが、2007年の4月に作った「桜」の額のことです。ノルマンディでは見ることのできない日本の桜を想いながら、着物地を組み合わせて桜の文字を作り、12cm四方の小さな額に入れてみました。
この額は、隣で一人暮らしをしていた大家さんのアンセル氏の89歳のお誕生日にプレゼントしました。アンセル氏の高価そうなアンティーク調度品の中に飾られたこの額は、大層場違いな感じでしたが、喜んで頂けたので嬉しかったです。
この額に合わせて当時作った詩もあります。
桜の麓で、さくら、ら、ら
しましょう、お花見、さくら、ら、ら
食べましょ、焼き鳥、さくら、ら、ら
キリンと一緒に、さくら、ら、ら
お花を愛(め)でましょ、さくら、ら、ら
で、どこなの桜は、さくら、ら、ら?
桜の花より焼き鳥やキリン麦酒を恋しがっていたことがわかり、情けない気がする土曜日の朝であります。しましょう、お花見、さくら、ら、ら
食べましょ、焼き鳥、さくら、ら、ら
キリンと一緒に、さくら、ら、ら
お花を愛(め)でましょ、さくら、ら、ら
で、どこなの桜は、さくら、ら、ら?
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