昨晩は、ご近所東白山台のle mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ) さんでクリスマス・メニューを頂いて、二人でイヴをお祝いしました。
アミューズ・ブッシュは「バターナッツのピューレとコンソメのジュレうにのせ」とメニューにありました。ところが、私達が以前お店で似たものを食べたことがあるのでと、ラングスティンヌのグリエを出してくださったのです。学シェフの粋な計らいに、感激しました。大好きなラングスティンヌをフランスではよく食べたものですが、日本では初めてでした。
続いては「ズワイガニと甘えびのタルタル」です。ズワイガニがたっぷり使われていて、蟹好きのフィリップにはたまらない一皿でした。卵の黄色と芽キャベツの鮮やかな緑、蟹と甘えびの赤が華やかで美しかったです。
そしてこちらが絶品!「ふじもり農園の根セロリのカプチーノとフォアグラのポアレ、ソースバルサミコ」です。
二人で味わいながら、何度も唸ってしまいました。実に美味しかったです。
お料理に合わせて選んだのは、ブルゴーニュのクレマンです。好みの辛口で、お料理ととてもよく合い、しゅわしゅわとお祭り気分を盛り立ててくれました。
お魚料理は「真鯛のグリエ」です。グリエされて香ばしい真鯛と、お魚からだしを取ったという味わい深くスープをスプーンですくって頂きました。
お肉料理は「ヴァンデ産の鴨のグリエ プティ野菜添え」です。ヴァンデとは、フランスのペイ・ド・ラ・ロワール地域の県の名前です。鴨の焼き加減が抜群でした。ネギや人参などその他の色とりどりの野菜も、ほど良く焼かれて甘みを増して最高でした。
そして最後のデザートは「ヨーグルトソルべ苺添え」です。冷たくさっぱりとした甘さのヨーグルトのソルべと苺の美味しさのハーモニーがとても心地よかったです。
大満足のクリスマス・メニューを平らげ、カヌレとエスプレッソで締めくくりました。いろいろな話をしながら食べていたのですが、フィリップの娘のマリオンとエマの話題になって、なぜか私の目から大粒の涙がこぼれました。フィリップにとって初めて、母国や娘たちと遠く離れたクリスマスです。心の底ではさぞ寂しい思いをしているだろうと思ったり、小さい頃からの彼女たちとの心のふれあいを急に思い出してしまったせいのようです。フィリップが慌てて「僕がいじめているみたいに見えるから、泣かないで。」とおどけるので、最後は泣き笑いになりました。
お店は満杯で、比較的若いカップルたちや家族連れで賑わっていました。お忙しい中、シェフの学さんや奥様の優子さんが話しかけてくださって嬉しかったです。こんなに美味しい本格フレンチ・レストランですから、これからますます流行ってお忙しくなることと思います。人手が足りず、学さんのジビエ料理などの手助けをしてくれる料理人をお探しとのことです。どなたか良い人が早く見つかりますように!
le mouron des oiseaux (ル・ムロン・デ・オワゾ)
〒039-1111 八戸市東白山台3-1-1
0178-51-8727 ほろ酔いの帰りは、申し訳ないほど近いのですがサニー代行さんで。 |
今から思えば、あれはお料理の美味しさから出た、感激の涙だったのではないかと思います。写真を見ながら、そうに違いないと確信する、クリスマスの朝であります。みなさん、どうぞ楽しいクリスマスを!
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