柿の収穫

庭の柿の木に、実がたくさん生りました。早く収穫したいと見上げつつ、なかなか重い腰を上げることができずに居ました。

お隣の駐車場の方へ枝が伸びています。熟した柿がお隣の車に落ちたりしては大変です。昨日の午後、意を決して、二人で取り掛かりました。かなり高い位置に生っているので、高枝切り鋏を買って来ました。切った枝や柿が落下しないようなしくみです。こんな優れ物があるとは知りませんでした。

まずは、下の方の枝の柿を、フィリップが高枝切り鋏で、私が普通の枝鋏で、手を伸ばして収穫しました。

私が届く柿はごく少量だったので、引き続き、フィリップが切って芝生に置いた柿を集める作業をしました。上げたり下げたりしている長い棒と鋏にぶつからないよう、空を見上げては庭を行ったり来たりしました。

そうするうちに、いくら長い棒でも届かなくなり、フィリップが脚立を出して来ました。

フィリップは真剣そのもの、一心不乱にやっていました。私の方は地面の柿を拾いながら、フィリップがバランスを崩して脚立から落ちるのではないかと、心配で仕方がありませんでした。

「落ちないでよ。」「大丈夫？」と何度も声をかけますが、本人は「大丈夫、大丈夫！」と面倒臭そうに返事をするだけで、黙々とやっています。確かに好きそうな作業です。

ふと見ると、脚立から木に移っていました。私の心配をよそに、意気揚々とやっていました。凝り性なので、やり始めるともう止まりません。

フィリップは一番高いところの柿まで、残さずに全部採りたい様でしたが、危ないのと、寒くなって来たので、私が音を上げ、おしまいにしました。

カラスに食べられたり、痛んでしまった柿はよけて、収穫できた柿は全部で340個ほどにもなりました！

大家さんは、「渋柿で、生では食べられたものではありません。」と仰っていたのですが、結構美味しいです。母が干し柿にしてくれるそうなので、近いうちに届ける予定です。どんな干し柿になるのか楽しみな、水曜日の午後であります。
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