フィリップも私もお寿司が大好きなのです。8月に、このブログの「お寿司の思い出」でもご紹介しましたが、ノルマンディでも時々無性にお寿司が食べたくなり、フランスの食材でなんちゃって寿司を作っていました。私の自己流寿司ですが、フランス人に結構好評なのが嬉しくて、毎回自分なりに工夫して作っていました。けれども、本職の寿司職人さんの握るお寿司に勝るものはありません。日本へ帰国した時には、いそいそとお寿司屋さんへ出かけ、二人で唸りながら本物の味を楽しんだものです。そんなわけで、地元の寿司職人さんたちが集結するというこのパーティに、大喜びで参加させて頂きました。
開始前に到着したのですが、広くて華やかな会場はすでに活気が溢れていました。
全部で35もの丸テーブルが並び、入り口からところどころで寿司職人さんたちがお寿司を握っているのが見えました。はやる心を抑えて、係の方の指示通り、好きな飲み物を選びます。まずはキリンビールでしょう！
グラスを片手に、チケットに印刷されていた番号へ進むと、以前手打ち蕎麦見学をさせて頂いたNさんと同じテーブルでした。
そして間もなく、寿司組合、お客様、それぞれの代表の方のご挨拶が始まりました。
フィリップも起立して、静かにご挨拶を聞く観客の様子に感心し、見習ってしばらく黙っていましたが、だんだん待ちきれなくなり、「ねぇ、このまま挨拶がずっと続いてパーティが終わってしまうんじゃないの？」などと囁くので笑ってしまいました。ご挨拶が無事終わり、みんなで乾杯の後、いよいよパーティが始まりました。
お寿司以外にも、中華風のお料理が次々に振舞われました。
やはり美味しいのはお寿司でした。何十人もの寿司職人さんたちが握ったとはいえ、あれだけの数のお寿司を準備するのは大変だったと思います。中にはかなり年配の職人さんもいらっしゃり、フィリップが「ずっと立ちっぱなしで働き続け、さぞや疲れることだろう。」と心配していました。
お寿司と言えば日本酒ですね。Yさんが幹部を務める地酒研究会八戸さんのおかげで、地酒を何種類か堪能させて頂きました。辛口の八仙が特に美味しかったです。
りんごから作った珍しいお酒もありました。
日本酒をベースにしたカクテルのコーナーもありました。どちらのブースも飲み放題で、大変賑わっていました。
また、こちらのお吸い物がとても味わい深く、美味でした。何が入っているのか、出汁はどうやって取るのか、フィリップは興味津々でした。
私達のテーブルには、Nさんの他に、栄養学、マネージメント、ドイツ語と、分野の違う大学の教授が3名もいらっしゃいました。その他、社長さんや所長さんなど、企業のトップでご活躍の方たちと同席でした。白山台にお住まいの方もたくさんいらっしゃる様でした。
締めには、お楽しみの大抽選会が行われました。司会のM子さんが、当選者の番号を次々に発表して行きました。M子さんは青森テレビの元アナウンサーだったそうです。綺麗に響く声と司会進行の手際良さに、なるほどと感心してしまいました。
私達のテーブルはさっぱり当たらず、M子さんをご存知の同席のみなさんから、「Mちゃん、頼むよ！」「Mちゃん、どうなってる！」などという声が楽しく飛び交っていました。
そして最後に、私達の思いが通じたかの様に、マネージメントの教授の番号が当選しました！みんなで拍手喝采、大喜びです。ところが教授は、「せっかくいらっしゃったのだから、どうぞあなたたちに！」と、私達に当選券を渡してくださったのです。申し訳ないのでお断りしたのですが、「いえいえ、どうぞ、どうぞ！」と笑顔で仰るので、遠慮なく賞品を頂いてしまいました。こちらがその賞品のお酒です。
楽しいみなさんとの美味しいほろ酔いの晩でした。寿司職人のみなさんのさらなるご発展をお祈りすると共に、来年の第10回パーティにも、二人で元気に参加することができますようにと願っております。
さて、今日はこれから初級フランス語会話のクラスが始まります。新しい出会いがとても楽しみな、雨上がりの火曜日の朝です。
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昨日は盛況でしたね。 まさかあんなに多くの人が集まるとは思わなかった。
返信削除あの1/10くらいを想定してました。
それにしても我々のテーブルはくじ運が悪かったですねえ。
コキアさん、
返信削除わははは、35人位のパーティだと思っていらっしゃったのですか。
私は300人位集まり、寿司職人が何十人もと聞いていたので、だいたい想像通りの規模でありました。
ええ、本当にくじ運の悪いテーブルでしたね。でも楽しかった～ハズレなのにお酒を頂いてしまったし♪