2013年10月7日月曜日

色を楽しむフランス人

フランス人と交流して感じるのが、色の好き嫌いがはっきりしているということです。特に女性がそうなのですが、自分の髪、目、肌の色とマッチする色を身につけるよう、子供の頃から心がけており、それが彼女たちの色の好き嫌いに影響しているように感じました。

私は昔から黒やグレイが好きで、一年中黒っぽい色の服ばかり着ていたので、フランス人の友人達によく、「もっと明るい色を着たらどうなの?」と言われたものです。せっかく、黒髪に黒い目であるおかげで合わせられる色がたくさんあるのに、なぜ黒ばかり着たがるのかわからないと言うわけです。けれども、ある日、珍しくブルーの花柄のワンピースを着ていたら、友達の一人に「あら、それは私の色よ。」と言われ、ちょっと驚いたことがあります。

服装やアクセサリーだけでなく、ライフスタイルにおいても色への執着が感じられました。例えば、家やアパートを住み替える時、傷んでいるわけでもないのに、室内の壁の色を自分の好みに塗り替えてしまうことがよくあります。フランスでは賃貸の場合であっても、自分で壁の色を塗り替えることが許されているので、同じ家やアパートでも、借主によって雰囲気ががらりと変わったりするのです。

フランス人に日曜大工が好きな人が多く、何でも自分でやってしまうことは、日本でも結構知られているようですね。そのため、ホームセンターがとても充実しており、住まいと暮らしの改善を目的とした工具や製品の品揃えが半端ではありません。ペイントの色の種類だけでもかなりあり、数種のメーカーのものが棚にずらりと並んでいました。こちらの写真は、あるメーカーのペイントの色見本です。

 
自分の好きな色への執着とは別に、毎年変わる流行色にも敏感な人が多い様です。フランスのあるサイトで、2013年の流行色を取り入れたサロン特集を見つけました。本当に流行の色であるかは不確かですが、私の目から見るといかにもフランスらしい色使いなので、みなさんにもいくつかご紹介したいと思います。以下の写真前のカッコ内は、このサイト編集者のコメント意訳です。
 
「ヴィンテージ・ブルーは室内に『禅』の雰囲気を醸し出します。」
 
 
「青緑を使うことで、あなたのサロンがダイナミックになります。」
 
 
 「一部分に鮮やかなオレンジを取り入れると、部屋に温かみが出ます。」
 
 
「マルマラ・ブルー、それはあなたのサロンにカリフォルニアの海沿いのような雰囲気をお届けします。」 マルマラとはマルマラ海(トルコのアジア側と欧州側の間にある内海)のことでしょうか。
 


「ラピス・ラズリ・ブルーは、温かみのあるアトリエのような雰囲気を醸し出します。」

 

 「出入り口部分を青灰色にすることによって、紫色のサロンにボリューム感が出ます。」


「藤色は白色と簡単にコーディネートでき、ロマンチックな雰囲気を醸し出します。」

 
「リスクを避けたい人は、こんな具合に、あちこちにいろいろな色を置いてみると良いかもしれません。」



みなさんがお好きな色使いのサロンはありましたか?フランスには、色の塗り替えだけではなく、模様替えに関心のある人が多く、インテリア雑誌やテレビのインテリア番組の人気が高いのです。フランスでもテレビはあまり見なかった私達ですが、料理やインテリア番組は楽しんでいました。近いうちに、インテリア番組で紹介された模様替えの例などについて、このブログで書いてみたいなと思う月曜日の朝です。
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