さて、キャベツ同様、カリフラワーにも何色か種類があります。
「シュー・フルール・ブラン(白いカリフラワー)」
フランスでは生で食べることもあります。ビタミンCを損なわない食べ方だそうです。ノルマンディの心の友ゆいこちゃんが、生のカリフラワーを摩り下ろし、他のものと和えてとても美味しいサラダをご馳走してくれたことがあります。
「シュー・フルール・オランジュ(オレンジ色のカリフラワー)」
カロチンを豊富に含み、火を通すと色がより鮮やかになるそうです。
「シュー・フルール・ヴィオレ(紫色のカリフラワー)」
アントシニアンという紫色の色素を含むのだそうです。まるで、白いカリフラワーの表面に紫色のペイントを吹き付けたかの様ではありませんか?茹でると緑色に変色するものと、そのまま紫色のものとがあるそうです。アントシニアンは、ブルーベリー、カシス、葡萄、茄子などに見られる色素だそうです。眼精疲労に効くものとして有名ですね。
そしてこちらはとても芸術的な、「ロマネスコ」という名の、イタリアが原産地であるカリフラワーです。分類上の学名はカリフラワーですが、味はブロッコリーに近いです。この幾何学的な野菜を見ていると、なんとも不思議な気分になります。
ところで、カリフラワーの検索をしていると、こちらのマダムがたびたび登場します。このマダムの名の付いたカリフラワーのポタージュがあるからだと知りました。デュ・バリー夫人、ルイ15世の公妾だっだそうです。「デュ・バリーのポタージュ」の名の由来については、彼女のかつらがカリフラワーのようであったからという説や、ルイ15世がカリフラワー好きであったからという説があります。また、彼女が美食家で、料理人が彼女のために特別にカリフラワーのポタージュを作り、デュ・バリーという名を付けたという説もあるようです。
デュ・バリー夫人は、貧しい家庭に生まれ、娼婦のような生活をしていたものの、フランス宮廷で優雅な暮らしをするようになり、そして最後にはギロチン台へ送られ・・・なんとも壮絶な人生を送った女性です。この肖像画からは想像もできないことですね。
カリフラワーから話が18世紀まで遡ってしまい、ちょっと気持ちが高ぶる朝であります。
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