日程を決めてからまだ日が浅いので、初回の昨日は栄子さんお一人の参加でした。例外的にフィリップとマンツーマンになってしまうことをお知らせしていなかったので、栄子さんは恥ずかしがって最初、「えーっ!」と悲鳴を上げていらっしゃいましたが、フィリップと向かい合わせで和気藹々と、楽しくレッスンを受けて頂けて良かったです。
初級クラスの第一回目は、アルファベットの発音の練習が中心です。アルファベットの発音は「ア」「べ」「セ」・・・と、フィリップがひとつずつ、ゆっくりと発音するのをよく聴いて、その通りに繰り返します。その後、アルファベットごとに、そのアルファベットで始まる単語を一つずつフィリップが発音し、それを聴いて何であるかを当ててもらいました。思った通り、栄子さんはたくさんの単語の意味を当てることができましたよ!「アブリコ」(アプリコット)、「シトロン」(シトロン、レモン)、「スープ」(スープ)、「ターブル」(テーブル)など、日本で外来語として使っている言葉の発音に「似ている」ものが結構あります。ただし「似ている」だけで、日本のカタカナ表記発音と、標準フランス語と言われるネイティブの発音とはやはり違います。それでもわかった栄子さんは凄いです。
フランス語で、特に難しいとされているのはRの発音ですね。Aで始まる単語"Abricot"でいきなりRの登場です。日本語には存在しない特殊な発音です。うがいをするようにとか、いびきをかくまねをしてとか、あるいはちょっと汚いですが、痰を吐くように発音するようにとよく言われる発音ですが、やはりあれこれと考えるよりは、ネイティブと何度も繰り返し練習することが早道であると思います。
さて、フランス語には全部で16個の母音があります。そのうちの4個が「鼻母音」で、呼気が鼻にも抜け、鼻腔を響かせて発するものです。よく津軽弁に似ていると言われますよね。そして残りの12個が「口腔母音」です。そんなにあるのかとうんざりされるかもしれませんが、その中には、日本語の母音とほぼ同じ発音と言えそうなものが4つあります。"a" ,"i" ,"e" ,"o" です。それをわかりやすくした表を見つけました。
アルファベットの発音の中で、栄子さんが難しいと感じたのは母音のE [ə] とU [u]の発音だったそうです。私も、いまでもよくフィリップに直される発音なので、気持ちが良くわかります。特に、疲れている時に、日本語を話すように唇を動かすことを意識せずにフランス語を話すと、とても通じにくくなります。フランス語というのは、唇を丸く突き出したり、横に広げたりと、唇を緊張させて話す言語なんですね。それらを意識して、何度も練習することによって、自然と正しくフランス語を発音できるようになるはずです。
昨日のレッスンでは、いくつかの簡単な挨拶もやりました。例えば、みなさんもよくご存知の「ボンジュール!」(こんにちは!おはよう!)です。簡単なようでこれが曲者、"Bonjour!" と最後に例のRが登場するので、カタカナ表記の発音とはちょっと違います。でも違いがわかってくると、発音するのがとても楽しくなって来るものです。
Douce France 初級クラスでは、フランス語を「勉強する」とか「習得する」などと身構えるのではなく、ネイティブと接しながら生きたフランス語を自然と身につけ、会話を楽しむことを目標としています。クラスのみなさんの進み具合に合わせて、いかに楽しくフランス語日常会話を身につけられるかと工夫し、教材プリントもその都度ご用意したいと思っています。
AGフランス語会話教室の初級大人グループのレッスンは、来週からは生徒さんが2~3名となりますが、定員は6名でまだ余裕があります。もし興味がありましたら、どうぞお気軽にご連絡くださいね。また、あるマダムから、小学生のお孫さんと二人でレッスンを受けられないかというお問い合わせを頂きました。とても素敵な試みですよね!お子さんと、またはご夫婦やご兄弟と二人でという、家族ペアのレッスンも大歓迎です。ご希望の方は、都合の良い曜日と時間帯なども合わせてお知らせください。
Douce France
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Mami & Philippe Soubré (Yoshizawa)
今にも雨が降り出しそうですが、みなさんとの出会いがとても楽しみな朝であります。
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