最近Douce France(ドゥース・フランス)フランス語講座では、何人かの生徒さんとのレッスンで、味覚を表す形容詞について、楽しくレッスンさせて頂いております。
これらの教材は、パティシエ専門個人レッスン用に特別に作成したものなのですが、さまざまな果物名などと共に組み合わせて、他のクラスの何人かの生徒さんたちにもご覧頂いています。
酸っぱい
やや酸味のある
心地よい
強烈な
苦い
不快な
芳香のある
繊細な
甘美な
不愉快な
まろやかな
むかむかするような
香辛料の効いた
最悪な
とても美味しい
味のない
下品な
優雅な
など、味覚を表す形容詞を挙げたらきりがありません。簡単な例文と共に、フランスで日常よく使われているものをプリントにまとめている最中なのですが、全部で3ページにはなりそうです。
またこれらの形容詞は、味覚だけでなく、人物や雰囲気など、その他いろいろな場面で活用できるので、一気に表現力がアップしますよ。
ところで日本では、テレビの料理や食レポート番組でいつも決まって「美味しい!」という言葉を耳にします。それを見ていてフィリップは、「なぜ彼らは美味しいとしか言えないのか・・・」と不思議がります。しかも、同じ言葉を連発するのが気に障るようです。私が「放送するには、まさかまずいとは言えないでしょう。」と笑うと、「まずいとは言わなくても、他に表現の仕方があるだろうに。」と不満そうです。
日本語も味覚表現が豊かであるにもかかわらず、「美味しい!」や「うまい!」という言葉だけで終わってしまうのは、確かに残念な気がします。味覚は人それぞれ。日本語にせよ、フランス語にせよ、自分の感じたままに表現豊かに伝えることができたらいいですね。自分も、Douce France(ドゥース・フランス)ブログの食レポートでの「美味しかったです」一本やりには要注意と苦笑いをする、火曜日の朝であります。
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